週刊ミニてんとうむし畑たより8/22〜8/28

8/23は処暑。二十四節気の通り、と書きたいところですが、もう秋雨前線が停滞して、まるで9月の様な気候となっています。大雨のピークは過ぎましたが、毎日曇天がつづき、さっーと雨が降ります。

まだまだ太陽の力が欲しい夏野菜にとっては、とてもつらい8月。台風9号の通過はこのあたりでは強い風が吹いたものの、その後の大雨と日照不足で回復することなく、きゅうりやトマトが下葉から枯れあがってきています。

ビニールハウスの中で、雨があたらない筈のトマト、プチトマトも地下水位があがってきているのでしょうか、どんどん割れてゆくのです。

また、8月下旬からは、秋冬野菜:大根、かぶら、こまつな、ミズナ、ほうれんそう等の種まきが始まる時でもあるのです。この長雨のため、播種畝つくりのためのトラクターが入れない。雨のおかげで、畑の草は、すごい勢いで成長します。

大変なことばかりの長雨ですが、おかげで助かっていることもあります。

この時期、にんじんの種まきがピークをむかえています。

にんじんは、発芽までの一週間は常に灌水が必要なのです。毎週5回に分けてたねまきするので、この5週間は水やりの毎日。

例年だと、まだまだ太陽の力強く、水やりが大変なのですが、今年は、なんとありがたいことでしょう。

水やりをしなくても、きれいに発芽しています。

にんじんは原産地である中央アジアの雨季に発芽するだけあるのですね。きっとにんじんも故郷の天候を思い出して、うれしくってきれいに発芽してくれたのでしょう!!