週刊ミニてんとうむし畑たより1/22〜1/28
1月20日は、二十四節気の大寒。先週は、大寒どころか、異常にあたたかい日が続いていました。このまま、冬が終わってしまうのが心配になる程でしたが、今週に入り、ようやく冬に戻り、雪景色の日曜(1月22日)です。今週中頃には、とても強烈の寒波がおりてくる様です。
先週のお便りで「冬は雪がないと、野菜に影響が出る。」話をしました。それでも、多すぎるのは困り物なので、程々に積もってくれたらいいです。
この時期、大根やかぶら、人参などの根菜がより甘味を増し、とても美味しくなってきています。土つくりのおかげもあるのでしょうが、その美味しさは、年々増えている様に思えます。そして、大きさ、太さも年々増えている様です。それにしても、今年は大根や人参、かぶらの成長がよく、大きすぎるものが続出です。一本3kgを超える大根もある程。いつも通りの栽培方法で、特別に何かもしていません。土がよくなってきた事が原因だと思うのですが、一つ気になる事があります。それは、数年前までは積雪期の12月に入ると根菜の成長がぴたりと止まってたのが、最近では、成長が止まることなく、続く様になってきたこと。
地球温暖化や海水温の上昇の問題がとりただされていますが、この根菜の成長は、土の温度もかわりつつあること示しているのかな…と思います。我が家の井戸水は冬も夏も15℃といつも一定です。これは、土の温度は、一年通してそんなに変わらないからだと聞いたことあります。気温の元の空気は風によって常に動いています。海水温の元の海水も、海流によってゆっくりと動いています。でも、土は動かない。だから、温度変化がほぼないと。とはいえ、土の中に雨水が染み込み、空気も入り込む、(植物の根の呼吸を通じて)ので、わずかながらも、土の温度が上昇しているのかもしれません。
海水温の上昇によって、魚の住むエリアが代わり、漁師さんが大変だというニュースを聞きます。気温の上昇で、世界中で、穀類の異変がおきているそうです。
土の中は人間の目に見えないので、あまり取り上げられませんが、少しずつ変わっているような気がします。そうは言っても、やはり野菜が大きく育つのは、とっても嬉しいことですよ。