週刊ミニてんとうむし畑たより10/1~10/7
ニュースによると、8月は過去一番の暑い夏、そして9月は過去2番目に暑い初秋だそうです。その暑かった季節も10月に入り、ようやく過ごしやすくなってきました。家や畑のまわりの田んぼも、すっかり稲刈りが終わり、もう少したてば新米が食卓にあがりそうです。そして、もう一つ「食欲の秋」さつまいもの収穫が本格的にはじまりました。
ちょうど、芋の肥大期に雨が全く降らず、スプリンクラーでの灌水の毎日でした。灌水してもすぐに干あがるほどの猛暑。今年のさつまいもの出来はどうだろう…と心配でした。
なんせ、土の中、掘ってみないとわかりませんから…。
不安半分、期待半分、掘ってみると、なかなか良い出来栄え。丸々太った芋がトラクターの芋掘り機から出てきます。40aのうち、まだ1/4ほどしか掘っていないので、なんとも言えませんが、出だしは好調!さっそく、ふかし芋で食べて美味しい!さつまいもは加熱してもこわれないビタミンCがとってもたくさん、さらに食物繊維も豊富。美容と健康にとってもいいと言われています。
徳川吉宗の時代に、農学者の青木昆陽が広めたというサツマイモ。薩摩の国から持ってきたので、サツマイモと呼びますが、正式には「かんしょ」(甘藷)。東南アジアあたりが原産地で、暖かい気候が大好き。逆に寒さには弱いので、冷蔵庫には、ぜったい入れないでね。2ヶ月以上貯蔵するとでんぷん質がゆっくりと糖に変わって、さらに甘さが増します。
もっと長ーく貯蔵して(冬の寒さから守るため、専用貯蔵庫で)年を越すとねっとりびっくりあまさ!!
さらに春になると、芽が出てきて、芋づるとして成長します。その芋づるを畑にさして、芋を増やしてゆく…。つまり、さつまいもはじゃがいもと同じく、同じ遺伝子のコピー作物なのですよね。日本では、冬になると、芋の茎葉は枯れてしまいますが、冬の暖かい地域では、花が咲いて、交配し、新しい遺伝子の芋が生まれます。さつまいもの新しい品種はあたたかい、九州で生まれているのですって!!
さあ、どんな料理でたべよーかなあー!
という訳で、10月8日(日)みんなでさつまいも掘りをしましょう!
掘った芋は持ち帰ってね。ランチ付き、10:00~詳細・申込はこちらからどうぞ