週刊ミニてんとうむし畑たより11/28〜12/4

今年もあと残すとこ1ヶ月になりましたね。早いもんです。
丹後でも、”うらにし”の季節に入り、降ったり晴れたり。そして、ここ数日、毎日の様に虹が見られます。
二重の虹が出現したり七色はっきりと、よく見ると九色?見えるはっきりとした虹もあります。

きれいですよね。一度、虹の元にたどりついて、そこから見上げてみたいと思っているのですが、不思議と元へ行けども虹は遠ざかっていったり、消えてしまうのです。ひょっとしたら「丹後は日本一虹が見れる場所じゃあない?」と思うほど、これからは、虹の季節でもあるのです。


上世屋で和紙作家の山形あゆみちゃんにステキな絵を書いてもらいました。

「全ての”いのち”は、土を介して巡りめぐっている」という絵です。

刈草と落葉をたくさんあつめて、堆肥化している場所にその絵看板を建てました。私たちの畑に見学に来られた方は、みなさん土と全ての命の循環について学んで頂き、最後にこの絵を見て納得して帰られます。

先日、地元の小学3年生が20人で見学に来ました。自然の中では、自分のウンチもこの様に巡りまわって野菜や肉となって自分で食べているんだぞって話をすると、一人の男の子が「循環だ!」別の女の子が「エコだ!」みんなよく理解してくれています。そして、河川敷から集めてきた刈草だけの堆肥の中からペットボトルやカップ麺の容器、レジ袋を見つけました。

「自然のものは、ぜんぶ土に還るんだけど、こういうものはいつまでも残って、やがて海に流れて大変な問題がおきている」ちょっとこの話は難しいかなって思いながら、話をしていると一人の子が「SDGs」って発言!「よく知ってるね!」とほめると、「知ってるけど、目の前に見るのは初めてです。ちょっと怖くなった。」知識だけでなく、こういう現場を見ることで、よりいっそう理解が深まった様です。

そして、みんな自主的に土に還らないゴミを拾って集めてくれたのです。

こんな子供たちが地元にいる、なんて素晴らしいことでしょう。日本の未来は明るいぞ!!「子供がかわれば未来がかわる!!」私が食育の講演会(大人向け)の時にいつもテーマにしている言葉ですが、この日もまさに、そのことを感じました。

土といのちのめぐり