週刊ミニてんとうむし畑たより11/6〜11/12

気づけば、カレンダーもう残すとこ2枚!月日のたつ早さを感じますね。

昨日(11/5)、山の上にある森林公園スイス村で音楽フェスがあり、家から約30分の道のりを妻と柴犬のハナとドライブ行ってきました。標高が上がるにつれて、森の彩もどんどん鮮やかになってゆきます。スイス村付近では、ブナの黄色い葉が輝いて見えます。会場では、あちこちで焚き火スポットがあり、火のまわりがここち良いほどの気温の低さ。毎日野菜の世話をしている畑とは500-600mほどの標高差ですが、季節がずいぶん進んでいる様です。秋と冬の境といったかんじ。そして、里に下りてくると日差しがまだあたたかい、秋まっさかり!

私たちが暮らしているのは、京都府の北端。時々用事で南の京都市内へ行くと、気温差、季節差を感じます。南北の差だけでなく、高低、標高の差でもずいぶん違うことが感じられました。

京丹後市内では、京都の冬の千枚漬けの原料となる大かぶら(聖護院かぶ)の生産が盛んです。夏場は北海道でその生産が行われているそうです。まだ物流が今の様に整備されていなかった昭和50年代ほどまでは、丹後の標高差を活用して、500-600mほどのところで夏場に聖護院大かぶらが盛んに栽培されていたそうですよ。以前、山歩きをしていると、森の中に突然広い畑跡があり、こんな不便なところになんだろう?と思ったのですが、なるほど納得です。

標高の高い山から、紅葉がやがて落葉の季節となり、あと1ヶ月もすれば、雪の季節になります。生活には、何かと不便をきたす雪。でも、この雪のおかげで豊かな食材に恵まれているといっても華厳ではないのです。

山では、やがて春になり、1m以上も積もった雪が雪溶け水となって、落葉やその下の腐葉土の成分を溶かし込んで、川となります。その川の水が、田や畑を潤してくれる。

そうなのです。雪が森の落ち葉や腐葉土のとってもいい成分をはこんでくれるのです。そして、川は海に流れ、その成分がプランクトンの餌となり、魚がたくさんやってくる。雪のおかげで、森と田畑と海がつながる関係があるのですね。

私たちも、毎日食べ、そして、みなさんのところへ届く野菜も雪と、森のおかげだと、感謝です!

ICHIFES @スイス村