てんとうむしばたけ便り4/21~4/27

4月19日は二十四節気の穀雨。この春は、雨の日が多く、穀類(麦のこと)の生育も伸び伸び良いようです。てんとうむし畑では、麦の栽培は行っていませんが、畑のあちこちに野生の麦が生えています。

燕麦(エンバク)が多く、育っています。実った麦の形がノギが長く、ツバメの尾羽根に似ているからこんな名前。食用には、あまり向かないそうですが、野生だからでしょうか、すごーく根っこが張っているのです。このびっしりと張った根っこをよーく見ると、小さな虫がたくさん住みついています。古い根はすでに枯れて、茶色くなり、それを食べている様子。いい土が出来そうですよ。

そして、このエンバクの根っこからは、アブラナ科の野菜の害虫、キスジノミハムシがいやがる物質を出しているとか…!食べれなくっても、いいヤツが野生にはたくさんいるから、自然は面白い。そういえば、ずいぶん前にオーガニックのペットフードの会社から連絡があり、エンバクを作ってもらえませんか?と問い合わせがありました。猫が毛繕いで飲み込んだ毛をエンバクが出してくれるそうです。

余裕がなかったので、お断りしましたが、へぇーそういう需要もあるんだ、と雑学知識が一つ増えました。

さて、先週にたねまきをした、きゅうりとズッキーニ、芽が出るのが、そろそろと心待ちにして、見に行った朝のこと。なんと、きゅうりの種が掘り出されて齧られている!

犯人はすぐ分かりました、ネズミ!実は過去にも、きゅうり、ズッキーニ、かぼちゃ、とうもろこしのタネがネズミに食われてしまう被害があったのです。ネズミ対策として、苗ポットのまわりに、びっしりとスキマなくネズミペッタン(強力粘着シート)を並べておいていたのです。その前の週のとうもろこしの苗ポットの時も、案の定、ネズミが2匹も捕まりました。

ところが、今回、きゅうり苗には、ネズミペッタンを乗り越えてきたようなのです。どうも、ネズミペッタンを何回も展開しておくと、ほこりや土や水分で粘着力が下がるよう…。いったい、何枚のネズミペッタンを買わないといけないのでしょう!!(ちなみに、一回のきゅうりのタネポットで、20枚くらい敷き詰めます。)

ということで、被害のあった約50ポットをまきなおしです。

落葉あつめと春の収穫体験イベント(4/14)の様子。子供たちも大活躍!!