てんとうむしばたけ便り6/30~7/6

7月、早いですね、月日のたつのは。梅雨空がつづき、畑もそのまわりの森も、急に緑が濃くなってきました。山ぎわに咲いていたホタルブクロも終わり、こんどは、半夏生(はんげしょう)の白やギボウシの白い花を見かけるようになりました。そして、見上げるとピンク色のネムの木の花があちこちで満開となってますよ。雨を受けて、夏野菜たちが、急に元気になり、なす、きゅうり、ピーマン、万願寺、トマト…鈴なりです。

そして、4月に順に種まきして、育ったとうもろこしの収穫がはじまりました。天気もよく、今年も甘くてぷりぷりの黄色い実がびっしり!!

美味しいとうもろこしは、人間だけでなく、いろんな生き物がねらって来ます。カラス、猿、タヌキ、アライグマ、アワノメイガ…とうもろこしを守るために、広い畑を400mのネットで囲み、小動物(タヌキ、アライグマなど)が入らないようにします。

空中には、キラキラ光る細い糸を張り巡らせて、空からねらってくるカラスが入れないようにします。一番やっかいな猿には、恐ろしい音の鳴る爆音機(ホント、すごい音なのですよ。畑作業の時にスイッチを切り忘れて、近くで鳴ると飛びあがるくらいなのです)で対処。そして、夜に卵を産みに来るアワノメイガには、黄色燈(アワノメイガが昼と間違えて入って来なくなる特殊な波長のLED)でとうもろこし畑を囲むように夜間ライト作戦!さらに、アワノメイガは、ホウキの様な形をした雄花のニオイにさそわれて卵を産みつけます。そこで、花粉をとばし終えた雄花は、ハサミで切り落としてゆきます。

こんな手、あんな手で守られて育った幸せな箱入り娘(とうもろこしは箱には入ってませんよ)いろんな食べ方で楽しんでくださいね!

6月28,29日の二日間、京都市のみやこめっせで開催された、第一回オーガニックライフスタイルエキスポWESTに京丹後市として出展してきました。京丹後市のオーガニックビレッジ宣言にむけて学校給食の取り組み、そして目玉は、ビーチクリーン作戦とプラごみの再生体験。美しい京丹後の自然を守りつづけることも、オーガニックですと、アピールしてきました。開場前から、入場者の長い列がつづき、二日間ともおどろきの盛況。たくさんのセミナーやイベントも楽しく、子供連れの方が多くみられました。オーガニックに対する意識の広がりが感じられた二日間でした。

約50アールの畑にびっしりととうもろこしが育っています。