スタッフコラム 伊藤

こんにちは!スタッフの伊藤律です。

今日は、僕が今読んでいる「スタンフォード大学の共感の授業〜人生を変える思いやる力の研究〜」という本の内容で、僕が面白いと思った研究を書きます。

一つ目に僕が面白いと思った研究はプリンストン大学が行った神学部の学生を対象にした実験です。

まず、神学部の学生に、新約聖書に出てくる話を講演する様に指示。その上で、学生たちを2つのグループに分けました。

1.講演まで時間がないと言われるグループ
2.講演まで時間があると言われるグループ

そして、両方のグループに講演会場へ移動するように指示。その移動するルートに苦しんでいる人(演者)を配置し、2つのグループに人助けをする差が生まれるのかを調べました。すると、グループで1の学生(急いでいる)は10%しか苦しんでいる人を助けませんでした。しかし、グループ2の学生は60%以上の学生が苦しんでいる人を助けたのです。

僕は、この研究を知って、現代の時間に追われている人々は、どんどん親切できない人になってしまうのではないかなと思いました。では、また次回。