スタッフコラム「健吾のウルトラマラソン奮闘記」
※前回は5月9日号
暑い、暑い、とにかく暑いー!!
七竜峠を越えて、てんとうむしばたけのある弥栄町に入る頃には11時。日差しがかなりキツイ時間帯です。
ここまでのコースは、海岸線沿いや久美浜湾の湖畔を走っていたので爽やかな風を切りながら走っていたのですが、ここからは農業大国の弥栄町。田畑からの熱気をムンムンと感じながらのレースとなります。
地形は平坦なので少しは楽、、、と思いきや、これがしんどい。平坦かつ直線が多いので、走っても走っても、風景が一定なのでメンタル的にキツくなってきます。
ホームであるはずの弥栄町が地味にウルトラマラソンの厳しさを突きつけてくるのも何だか切ないです。とはいえ、ここが踏ん張り時!僕の師匠からもらっていたアドバイスは、「平坦な道こそサボるな!」でした。
そうなのです、平坦な道だからこそ少し気が緩んで皆ペースが落ちます。でもここでのペースダウンは、この後に待ち構える野間の峠を考えると命取りになるのです。
暑いし、平坦で飽きそうになりながらも、ここでギアを少し上げて一気に50人くらい抜きました。その甲斐もあって、少し余裕をもって第一関門である弥栄町公民館に到着。ここまでで約50キロなのでレース前半が終了。
妻が持ってきてくれた新しいシャツに着替えたり、脂質を蓄える為にナッツをバク食いしたりして、レース後半に備えるのでした。つづく