スタッフコラム「自由と権利と気候変動のお話」

こんにちは!スタッフの伊藤律です。
先日、京丹後市にあるホテルのホールで、谷口たかひささんという環境活動家の方と梅本さんが、環境について話す講演会に農場のメンバーで行きました。

そして、まずは環境についての講演を谷口さんからしていただきました。

谷口さんによると、日本ではあまり環境問題をメディアが取り扱わないということで、環境問題がどこまで大変なことになっているかを知っている人が少ないとのことでした。

例えば、世界で2番目に寒い国とされているカナダで49℃という異常な暑さが観測され、地上の生物はもちろんのこと、川や海のサーモンまでもスモークサーモンのようになってしまったそうです。私自身、環境問題に対して、そこまで関心がなかったので、この事実を知ってとても驚きでした。

また、氷が溶けることによって、海面が上昇し、人間が海岸沿いに住めなくなってしまうだろうと谷口さんは仰っていました。そして、ここがポイントなのですが、資源が豊富な海岸沿いには、たくさんの人が暮らしています。

人間が海岸沿いに暮らせなくなれば、人口が密集し、資源をめぐる争いが増え、平和がなくなると谷口さんは仰っていました。

他にも様々な環境の問題や、環境問題の原因を教えていただいたのですが、私がこの講演会で最も驚いたのは、谷口さんが「地球を守ろう」をテーマに大阪で環境活動デモをしている映像でした。

皆さんはデモと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

私は国旗が燃えていたり、警察と衝突したり、過激でテレビで見ている側も緊張してくるイメージを持っていました。しかし、谷口さんがやられているデモでは、参加している人たちが皆笑顔で、とても楽しそうに町を歩いていました。私は「世の中に対して、こんなにも楽しそうに訴える人たちがいるのか!」と驚きました。

こんなに楽しそうなら、環境問題に関心がなくとも、参加したい人がたくさんいると思いますし、そんな人たちが環境問題について、知るきっかけになるとも思いました。

私自身も、環境に優しい製品を選ぶなどして、少しでも地球を傷つけない行動をとりたいです。
それでは、また次回!