スタッフコラム「養蜂日記vol.3」
皆さんこんにちは。スタッフの藤澤侑也です。今年も残すところ後少し。ミツバチとの出会いや、第二子の誕生、トラクターの運転、瓜科野菜の担当等、充実した1年でした。皆さんはどうでしたか?
さて、12月に入ってからはぐっと寒くなりましたね。ミツバチの活動も一段落して今はジッと巣箱の中に籠っています。いよいよ越冬が始まりました。秋頃までに頑張って集めた蜜を食べながら春まで過ごします。
寒くなると人はストーブやこたつ等で暖をとりますよね。実はミツバチ達も暖をとるんです。どうやって暖をとるのかというと、羽ばたくときに使う筋肉(飛翔筋といいます)を震わせて発熱し、群全体で固まって暖まるそうです!おしくらまんじゅうみたいな感じです。そうやって暖をとりながら蜜を消費して春まで越冬できたら、また一大イベントとなる分蜂の時期です。
しかしここ(越冬)で厄介なのがアカリンダニというダニの寄生。冬に発生することが多いそうなのですが、症状は充分な貯蜜があるにも関わらず、それをたくさん残したまま群が消滅してしまう。巣箱まわりをヨタヨタ徘徊しているハチ達が多い、下痢が目立つ、などです。数日前に自分の群れを見にいったら底板にたくさんの死骸が落ちていました。凍えて力尽きたのか、女王蜂に何か異変があったのか、それともダニに寄生されてしまっているのか。肉眼では見えない為、判断しにくいのですが厳しい状態となっています。農場の群れはいまのところ問題無さそうです。無事越冬できることを願って来年もミツバチの事を書いていきたいと思います!それでは良いお年を!