スタッフコラム(伊藤)

みなさん、こんにちは!スタッフの伊藤律です。
今回は山道で見たものについて書きたいと思います。

僕は和田野区という民家が多い地域に住んでいるのですが、ある日のお昼頃、散歩していると1本の農道を見つけ、この道はどこに続いているのだろうと気になり、どんどん進んでいくと、あたりは民家から田んぼに様変わりしていき、道には鹿のフンが落ちていたり、蛇がいたりと徐々に自然に近づいてきました。30分ほどその農道を行くと、山に通じる分かれ道に突き当たり、お腹がへっているなか空腹を紛らわすために、走りながら山の方に進んでいきました。すると、谷の下から「ガサっ」という音が聞こえ、「何かいる!」と思い、谷間を覗いてみると、角まで合わせると2メートル、重さ130~150キロほどあるのではないかという巨大な雄鹿が歩いており、イメージしていた大きさをあまりにも超えてきたので、「え、合成?」と思うほどでした。

さらに、その雄鹿のあとを何頭もの鹿がついてきており、山の中を約10頭もの群れで鹿たちが移動しているのをみると、サッーと血の気が引いていき、「もし気づかれたらやられる」という考えが体の緊張感とともに押し寄せ、直ぐにその場を立ち去りました。家に帰る途中、鹿も人間を見たときには、こんな感覚なのかなと思いました。