スタッフコラム(湊)

皆さん最近狩りは行っておられますか?スタッフの湊です。
お待ちかねアジ祭りのご報告といきたいところですが、今年は浅茂川でのアジの回遊が少なく、ウハウハになる事はありませんでした。いつも釣りに行ったら絶対にいるおっちゃんと話をする機会があり、今年のアジについて話しました。すると今年は2-3回よく釣れる日があったものの、去年と比べると全く釣れずアジの手巻き寿司パーティはできそうに無いと言う事でした。とっても残念です。海も毎年違うので、別の場所では釣れていると言う情報もありますが、こんな年は魚突きに徹する事にします。ヤケクソのボラ突きです。この頃は家族と海に行く事が多く、海水浴の方は足首を痛めるくらいはしゃいでます!

そしてその反面なかなか好調なのが狩猟です。4月から捕まえた獣は30頭近くになり、一時は黒部のある弥栄町内で2番目の成績に上がるぐらいでした。最近勢いが落ちて来て班長にも成績を聞いてはいませんが、そんな状況にあります。僕は現在有害駆除班として狩猟をしていて、これは行政が獣の個体数調査と農作物の被害額調査を行い許された範囲で増えすぎた野生動物を捕まえると言う名目で行っています。

僕はまだ狩猟歴2年です、それでこれだけ獲れるのですから京丹後の山には一体何頭の動物がいるのか分かりません。行政の調査をもとに約10km四方の枠ごとに概算生息頭数が表示されているマップを貰っていて、1500頭未満と言うふうにすごい数が書かれているエリアがいくつもあります。前に京丹後の人口5万人に対して鹿は7万頭いると言う話を聞いた事があって「嘘やろ、マジで!?」って思いましたが、最近は本当にいるんでは?と言う気持ちになって来ました。この野生動物たち特に鹿は昔はそこまで多く無かったようです。それが近年の温暖化で冬を越せなかった小鹿の生存率が上がり、成獣になる個体が増え全体の数が増えたと言う説が有力です。そしてもう一つ人が山を切り開いたので人と獣の生息地域の境界線が曖昧になり、農作物を食べるようになってもっと増えるようになったみたいです。

鹿は一年に一度、1匹の子を産みます。そして約1年で成獣になりまた子を産みます。野生界で1匹しか子供を産まないと言うのは非常に高い確率でその1匹は大人になれる事を意味しています。山に入るまではこんな事になっているなんて知りませんでした、自然から色んな事を教わる事が出来るんです。

鹿の罠かけました