週刊ミニてんとうむし畑たより11/5~11/11

11月8日は、二十四節気の立冬。11月に入っても20℃を越える「暑い」があいさつの日が続いています。”冬”という文字がとても違和感な季節感ですね。29年ほど前のこの立冬の日、大根を収穫する手がかじかむので、畑に空の一斗缶を持っていって、焚き火をして、あたたまったのを日記に書いていました。

例年なら、この頃から始まる玉ねぎ苗の植え付けも、10月末より開始。9月中・下旬にたねを播いて以降、気温が高く、苗も順調すぎる生育ぶりなのです。苗が細いと、春の生育がおくれて小玉の玉ねぎになったり、雪の下で消えてしまいます。では、苗が太くて立派ならいいのかと言うと、そうでもなく、春にトウ立ちして、硬い芯が玉の中にできてしまうのです。トウ立ち玉ねぎは甘さも少なく、貯蔵もきかなくなってしまいます。

細すぎず、太すぎず、ちょうどいい太さの苗を適期にぴしゃりと植え付けるのがコツ。玉ねぎのタネを播く日、植え付ける日、これらは秋や冬の天候を予測して、決めるのですが、9月の種まきの日は、1~2日ほど早すぎた様です。(おいしくて、いい玉ねぎを育てるのには、それくらい日にちをシビアに考えていかないとダメなんです)

そうそう、玉ねぎ苗の生育が早いものだから、植え付け用のうね立てのためにトラクターで畑を耕していたら、時々、冬眠のカエルを目覚ましてしまいます。いつもなら、ゆーっくりと再び土の中にもぐってゆくのですが、見ているとピョーンと飛んで逃げてゆきました。春と思ったのかな?その後、ケロケロと鳴き声をたてているのですよ。


<お知らせ>

11月12日(日)10::00-13:00にて秋の収穫祭!!落ち葉で焼き芋したり、蒸し野菜の食べ比べしたり、野菜せっと収穫体験…晩秋のてんとうむし畑をいっぱい楽しんで、味わってみませんか!!

畑の中や外で、いくつの秋を見つけることができるかな?詳しくはこちらから。

あたたかい日が続くとはいえ、朝晩は冷え込みます。朝、刈草の山から微生物たちの熱でモウモウと湯気が立っています。