週刊ミニてんとうむし畑たより3/24~3/30
春の足音も順調に聞こえてくるかと思っていたら、雪景色となりました。満開となった桃の花や、ようやく咲き出した早咲きの河津桜の花も、ふるえながら、おどろいている様子です。
なごり雪らしく、日中の陽射しですぐとけてくれたので、野菜たちには、影響もありませんでした。数少ない晴れ間をぬって、じゃがいものタネ芋の植え付けも完了。キタアカリ、ハルカ、タワラヨーデル、トウヤ、シャドークイーンの5品種、約35aのじゃがいも畑です。約3ヶ月後の6月下旬から、収穫いまから楽しみですね。同じ芋でも、さつまいもは根っこが太ったもの。じゃがいもは芽が太ったものって知ってましたか?
家庭菜園をされている方、「トマトの芽かき」って経験ありますよね。そう、トマトのわき芽を除去する作業。じゃがいもも、トマトも、原産地は同じアンデスの同じナス科の仲間。だから、じゃがいももわき芽がたくさん出ます。そのわき芽が、土寄せなどで、土の中に居ると、芋となって太るのです。じゃがいもを陽のあたる所で保管しておいたら、緑色っぽくなります。(緑色に変色したじゃがいもは、食べないでね、毒がありますよ)さつまいもは、太陽にあてても、緑にならないでしょう。ジャガイモが、緑になるのは、それは、わき芽が太ったものだからなのですよ。
(ジャガイモは蛍光灯の光でも、緑化するので注意、まっくらにしてあげてね)ジャガイモを育てる時に、土寄せするのも、出てきたわき芽に土をかぶせて、芋がたくさん出来るようにする。とっても大切な作業なのです。庭や畑がなくても、大きな袋やプランターでも、ジャガイモはかんたんにできるので、みなさんも、ぜひ、育ててみてください。肥料もいらないし、3ヶ月でできるし、楽しい、美味しいよ!
みんなで、お腹であたためて種まきした、夏野菜。なす、トマト、万願寺、ピーマンたちも、みんな芽が出てスクスク育っています。夏野菜たちにとって、まだまだ寒いので、育苗ハウスの中で、さらにビニールのトンネルをこしらえてあげて、ポカポカ陽だまりの中で育てています。
それでも、夜は冷え込むので、電熱マットであたためてあげています。
夏野菜たちも、人間も、春本番が待ち遠しい今日、この頃です。