週刊ミニてんとうむし畑たより6/20~6/26

6月21日は夏至。この日を境に昼の長さがだんだん短くなる・・・あんまり実感をともなわない様ですが、植物はこの日を境に栄養成長から生殖成長へと変わるものがあります。キク科の野菜もその1つ。レタスの花芽分化がはじまると、苦味が出てくるのですよ。

6月19日、20日には、地元の黒部醤油組合の醤油絞りがありました。丸2年間、杉樽で醗酵熟成させた醤油を木槽でしぼるのです。

組合員が醤油蔵に集い、手分けしての絞り作業。三十三斗(一斗は18リットル)の醤油(1日目は一番搾り、2日目は二番絞り)が約半日で出来ました。

わが家は、約20リットルの醤油が割り当てられました。年によって気温や大豆の出来、醗酵状況の違いから、量が変わったりします。自分たちで毎月かけて醸造した醤油は格別!市販のものを買ったり使うことはありません。

以前は、地元黒部のほとんどの方がこの醤油組合に入っており、全てしぼるのに3日間かかったそうです。大豆や小麦を栽培する家が減ったり、こうじをつくるのが出来なくなったり、組合員の高齢化とともに、ずい分縮小となってきました。

ところが、最近生活スタイルの見直しや自給自足的暮らしの魅力からでしょう、若い世代がどんどん加入してきているのです。こうじ作りから行うのは大変な作業ですが、自分たちで協力して、醤油をつくるのは、とても楽しく暮らしに意義を感じさせてくれます。

8月に入ると、2年後のしぼりに向けて、こうじづくり、仕込み作業が始まります。