週刊ミニてんとうむし畑便り(10/26~11/1ミニ第480号)

10月も終りとなり、朝晩の気温がぐっと下ってきましたね。畑のまわりの森も少しずつ色付いて来ました。
丹後ではようやく秋らしくなってきた中、家族で秋まっさかりの北海道へ行ってきました。

北海道の大学で学んでいる次男も4年生となり、案内してもらう最後のチャンスですからね。札幌~旭川~大雪山~美瑛と巡るルート。落葉樹が多いので彩りがとても美しい。
車窓から目が向くのは、つい畑の様子やトラクター。どこも小麦、大豆の刈取りがおわったところで、巨大な搬用コンバインが整備されています。じゃがいも、玉ねぎも最後の収穫中。そして、収穫のまっ最中なのがビーツ。てんさい糖の原料になるのです。畑が広いので、ビーツの収穫機が普通のサイズに見えてしまうけど、トラクターを運転している人のサイズと比べると、その大きさにおどろきます。

美瑛の畑は、左右にと織りなす丘陵にあり、のんびり美しい風景なのだけど、近くで見るとかなりの急こう配なのです。
「ジェットコースターの道」という一直線の農道は、本当にジェットコースター規模の急こう配。
その両側に畑が続いてるのですから。こんな急な畑でトラクターを運転するのは、かなり技術が要ることでしょう。その分、水はけはかなり良いのでしょう。土質も、十勝岳や大雪山の噴火による黒ボク土。
規模といい、土質といい、うらやましい限り。冬の厳しさがなければ、移住したいなあ~なんて。大規模ならではの効率の良い農業のあり方は、参考になるところがたくさんあります。

そして、丘陵地は延々と畑が続いてますが、平地はほぼ水田となってます。一区画が1~3haもある水田が、見渡す限りつづくのです。
以前は畑だったのでしょう。水田へと転換工事(均平にしたり、給水用の設備を設置)があちこちで行われていました。地球温暖化への順応とでも言うのでしょう。米価の高騰も追い風ですね。

学ぶことの多い北海道旅行でした。

大雪山の旭岳は真冬の景色。標高のちがいで、真冬~初冬~晩秋~盛秋を楽しめました。
気温はー5℃! でも風がなく、太陽のおかげでそれほど寒さを感じません。↓

次男の通う大学キャンパス。
広い広い。2時間歩いて全体の½しか行けてない! 秋まっさかりの大学キャンパス↓

美瑛町の畑。どこまでも美しい風景がつづいています。
このあたりの気温は6℃。ビーツや玉ねぎ、キャベツの収穫が機械で行われてます。
もうすぐ冬仕たくでしょうね。晩秋の風景が広がってます↓

青い池。海外からの観光客もたくさん来てました。↓