週刊ミニてんとうむし畑たより2/13〜2/19

2/19は「雨水」。今週は雪の予報が出てますが、そろそろ雪もおわり雨になる頃。雨水を過ぎると、春からの野菜のたねまきが本格的にはじまります。お月様は2/17に満月を迎えるので、今年は雨水の少し前、今週から、たねまきスタートです。農作業は月の歴(旧暦)に基づいて行うので、睦月、畑仕事の新年のスタートになります。

1月下旬から始めた、今年の味噌仕込みもようやく半分が過ぎました。ほぼ毎日の様にかまどに火をくべて、米と大豆を蒸します。蒸しあがった米はすぐに糀つくりを行います。

出来上がった糀と塩と、ミンチ状にした蒸大豆を合せて、樽に詰めてあとは、2年間、醗酵させます。蒸籠(せいろ)が空いたときは、さつまいもを入れて蒸したり、肉まんや、ちまきを蒸したり、いろんな楽しみもあります。

そして、昨日は納豆仕込みもはじめました。グツグツとかまどの上で煮立っているお釜に稲ワラを入れます。1~2分ゆでて、さまし、その稲ワラと、蒸しあがった大豆と合わせて、蒸籠の一番上の段で保温します。それだけで2〜3日たつと、ねばーっと納豆が出来あがるのです。もともと稲ワラには、いろんな菌といっしょに納豆菌が住みついているのです。納豆菌は100℃のお湯でも死なない、強い菌。稲ワラを沸騰したお湯でゆでることで、他の菌が死んで、納豆菌だけになります。稲ワラの束に大豆をつつむ、イメージがあると思いますが、稲ワラ一本でも、十分に納豆が出来るほど、強い元気な菌なのです。年末に仕込んだたくあん漬けもそろそろ食べ頃をむかえます。たくあんの乳酸菌、味噌のこうじ菌、そして納豆菌、冬は菌を食べて元気もりもり!あ、、、しぼりたての日本酒も菌です!!

米と大豆と野菜と菌、昔からの智恵はホントすごいですね。

いつも人なつこっくて、カフェの看板犬でもある、柴犬のはな。ニワトリを襲うキツネやイタチが来たときは猛攻撃します。

いつもの様に作業場の中でみんなで野菜のパック詰めをしていると、外ではなが激しく「ワンワン」と吠えてます。何だろうとみんな外へでると、店の前の雪だるまに向かって吠えていたのでした。

みんな大笑い!かわいい顔の雪だるまも、はなにとっては、侵入者なのでしょうね。