週刊ミニてんとうむし畑たより9/17~9/23
9月23日は秋分の日。まだまだ暑い日が続いています。
「暑さも寒さも彼岸まで」といいますから、そろそろこの暑さも終わりになってもらいたいものです。このところ、朝から昼過ぎまでは、いい天気なのに、午後のもっとも暑い時間になると雨が降る日が続いていました。秋冬野菜のたねまきも、この雨のため、思う様に進みませんが、天気ばかりはどうにもなりませんね。祈るばかりです。
田んぼでは、コンバインが音をたてながら、黄金色に実った稲を次々と刈りとってゆきます。その速さのすごいこと…。
野菜では、こんなにすごい機械がいまだにないのですよね。この稲刈りの季節に毎年妻が行うのが、「しゃーみそ」つくり。漢字で書くと、菜味噌。どうも、丹後独特の食文化の様です。もち米、大豆、押し麦を原料に8月に毎年行う、醤油こうじづくりと同様にこうじ醗酵を行います。醤油こうじは小麦を炒って大豆を蒸しますが、しゃーみそでは、大豆を炒ってもち米と押し麦を蒸します。むしろの上で3日間、醗酵するとこうじ菌の緑色の粉が吹いてきます。これを、ホーローのつぼに入れて、しょうゆと味醂を加えて、さらに1ヶ月ほど醗酵させれば出来上がり。そのまま、ご飯にのせて、食べたり、野菜炒めの味付けに使ったり、酒の肴にも美味しいのです。季節の野菜を刻んで、このしゃーみそと混ぜて、おかずにもなります。
とってもいい香りと、旨味たっぷりのこのしゃーみそ、文字だけでは、伝えられないのが残念なくらいうまいのです。
8月の醤油つくり、9月のしゃーみそつくりが終わると、約1ヶ月間封印していた納豆つくりの再開です。(納豆菌はこうじ菌より強いためです。)
さっそく、半日浸水させた大豆を蒸して、いつもの土鍋(納豆菌が住み着いています)に熱いまま、入れて、一昼夜、納豆菌の活躍を見守って出来上がり。久しぶりですが、糸の引く美味しい納豆ができました。明日の朝食が楽しみです。
秋冬の種まきが思う様にいかないのは、ストレスの原因にもなりますが、しゃーみそと自家製納豆を美味しくいただいて、のーんびりと天候がよくなるのを待ちましょう!