スタッフコラム「僕の京丹後市生活」

菅野まいける大貴

季節の移り変わりはあっという間で、日増しに陽光が強くなり、朝の収穫では気持ちの良い朝日を浴びることのできる季節へと移ろってきました。

 4月は、新学期や新しい生活の始まりと変化のある時期ですが、僕も東京から京丹後へ来て8年目を迎えます。初めは、初めての一人暮らし、地域の独特の風習(文化)、意味の分からない丹後弁に悩まされましたが、次第に地域での輪が広がり、不安や悩みが解消され、仕事とプライベートで充実してきたことを思い出します。特に丹後弁は、聞き取ることができず、英語のリスニングより難しく、とりあえず雰囲気に合わせて笑ったり、相づちをしたりとその場しのぎの対応をしていたのを思い出します(笑)

 そんな京丹後生活8年目の僕ですが、まだまだ知らない丹後弁があることに気づかされましたので、【まいけるセレクション丹後弁】を五つ紹介したいと思います。

 ①「クセがえぇ」

娘が4ヶ月を迎える今日この頃、娘と一緒に子育てサロンや外出をする機会が増え、たくさんの人に抱っこをしてもらうことが多くなりました。年上の方々は抱っこをすると口をそろえて「クセがえぇ」と言います。どういうことでしょうか?髪の毛か?と思いましたが、両親以外に抱かれても、“泣いたり暴れたりせずご機嫌だから”だそうです。

 ②「きしゃきしゃ」

妻が突然「目がきしゃきしゃする」と言いました。キシャキシャ?汽車ぽっぽ?目から蒸気が出る?もう混乱です。目が痒いの下位互換のような感じで、まぶしい光を見た後や、シャツの首元にあるタグが当たる時に使うそうです。きしゃきしゃ<痒い

 ③「こーじゃーげー」

またもや妻に「こーじゃーげーにすな」と言われました。褒められたのかな?と喜んでいたのですが、“偉そうにするな”と言う意味で、奈落の底に落とされた気持ちになりました。

 ④「おっとろしゃー」

妻のおばあさんがよく使う言葉で、驚いたときに使います。

 ⑤「今日のうちげのばんげのご飯は、でゃーこんのてゃーたん」

応用編です。分かりますか?僕はさっぱりでした。意味は“今日のうちの晩ご飯は、大根の炊いたやつ”

 雨がぴりぴり、うら、みぞこ、えらい、のぉなる、しんきぃ などなどたくさんありますが、今回はこのぐらいで…