養蜂日記 vol.18
みなさんこんにちは。スタッフの藤澤侑也です。少しずつ涼しくなってきましたね。
この時期は、ウィンタービー(春先辺りまで生きる)が生まれてくる大事な時期。十分なハチ密度を保たないと越冬が厳しくなってきます。時期的にミツバチの勢力が下がっていくのに対して、スズメバチ、ダニは猛威をふるいます。
ミツバチ達は、順調にいけばある程度の蜂数で「群」として越冬するのですが、スズメバチやアシナガバチ達は、なんとその年に生まれた新女王蜂だけが越冬する様です。冬には働き蜂達は全ていなくなり、女王蜂は春になるまでじっと耐えるそう。そして春がくると、小さな巣を女王蜂が作り、産卵、子育てを開始し、勢力を拡大していく様です。
確かにアシナガバチが1匹で巣を作っているのを見かけたりすることがありますが、あれは女王蜂だったのですね。
因みに越冬は生まれ育った巣ではなく、朽木等でするみたいで、アシナガバチに限ってはスズメバチの古巣を利用することもあるとか(笑)
冬場にスズメバチの巣の除去をする際はアシナガバチの女王が潜り込んでないか注意しないとですね。
それではまた!