週刊ミニてんとうむし畑便り(12/7~12/13ミニ第486号)

先週の水曜日(12/3)の夜から、強い寒気が入り、京丹後にも雪がうっすらと積りました。その夜は、地区の会議があり、始まる前は、雨だったので、皆、「まあ、積りゃせんだろう。」なんて、話をしていました。 終って、帰ろうと、車へ向かうと、まっ白!路面にも積っている。まだスタッドレスタイヤにはき替えていなかったので、ゆっくりと、帰りました。金曜日までミゾレやアラレの空模様がつづき、その後積ることは、なかったのですが、金剛童子山は、きれいな雪化粧となりました。何とか残っていた紅葉もこの寒気で、葉を落とし、茶色の景色が広がっています。冬ですね!!

こうして、冷え込んでくると、ようやく冬野菜が本格的に収穫となります。丸大根(聖護院大根)を試し掘りして、畑で包丁でカットして、がぶりっと食べてみると「甘いっ!!」予想以上の、おいしさです。 この、丸大根は、おでん等、煮込料理に最適なのですが、サラダでもとっても美味しいって、感じました。(実は、20年以上、丸大根を栽培してますが、煮物ばかりで、サラダ料理は、もっぱら長大根なのです)

大根以外にも、にんじん、キャベツ、かぶら、カリフラワー、ねぎなどの冬野菜は、冬の寒さに当たる毎に、甘さが増してきます。細胞が凍らぬ様に、糖分をたくわえる。だから、甘くなる、という事はもうご存知のことと思います。 それと同時に、ビタミンや抗酸化力もぐっと高まるのですよ。 糖分を蓄える本当の目的は、細胞が凍らぬ様にする為もあるのですが、春になり、花を咲かせて、種をたくさん実らせ子孫を残すための、大切なエネルギー源なのです。だから、蓄えた糖分が、長い冬の間に老化(酸化)したり、消耗したり、病気になって枯れたりしたら、困るのです。そう、子孫を残すための大切なエネルギー源である糖を守るために、各種、ビタミンや抗酸化力や抗菌効果を、高めるのです。 人間は、ビタミン等を作ることが出来ないので、健康を維持するために、野菜から頂いているのですよ。 ありがたく、そしてたくさん頂きましょう!!