週刊ミニてんとうむし畑たより4/17〜4/23
4月20日は穀雨。冬の間、地上部の葉っぱは、それほど成長せずとも根っこをしっかりと張ってきた穀類の大麦、小麦などが、雨を受けて、緑の地上部(茎葉)が急に成長する様になる頃です。穀類だけでなく、ソラマメ、エンドウ、玉ねぎ、ニンニクなどの越冬野菜たち、急に葉を繁らしだしました。サクラも散り、畑のまわりでは、ヤマツツジの紫色の花盛りです。
そして、同じく畑のまわりでは、山菜のシーズンとなりました。ワラビ、タラの芽、フキ、フキノトウ、スカンポ(スタッフの一人がスッポンきゅうりって呼んでました。)ウド…。
端境期の野菜畑とはうらはらに山菜まっさかりなのです。その中でも、タラの芽の天ぷらは、最高に美味ですね。以前、栽培もののタラの芽の天ぷらを頂いたことありますが、そりゃあ畑のまわりの山で採れる天然物の方がはるかにうまいって感じました。ウドも天然のものは軟化栽培したものとは比べものにならないくらい香りがいい。
厳しい冬をのりこえて、サクラの花を見ると「ああ、ようやく春が来たな!」って喜びもひとしおですが、山菜を食べると、体が春を感じてくれる様な気がします。
育苗ハウス内の夏野菜の苗たちも、急に成長してきました。トマトには、第一番の花がすでに咲きました。いよいよ畑への移植のサインです。トマトの苗を植えるビニルハウス内に育つ春野菜がなくなり次第、次々と植えてゆきます。なすやピーマン万願寺たちもトマトのあとに移植の予定です。