てんとうむしばたけ便り5/12~5/18
山藤の優雅な花もおわり、畑のまわりでは、ピンク色のウツギの花が咲き出しました。枝を折ってみると、中が空洞なので、空木(ウツギ)と名前がついたそうです。同じように、茎の中が空洞の野菜、空心菜と似てますね。ウツギはアジサイの仲間、空心菜はサツマイモの仲間なので、別の種なのですが。ウツギのピンクの花が咲き出すと田んぼには、水が張られ、早いところでは、田植えが始まりました。
稲作は、機械化が進んでおり、田植機があっという間に一枚の田んぼの田植えを終わらせます。(随分前ですが、200ヘクタールを持っているアメリカの農家が来た時、田植機の性能の細かさを見て「クレイジー!」と感心していました。)畑作は、機械化がそれほど進んでいないので、ようやく終えた夏野菜の苗の定植は全て人の手です。大変なのだけど、一つ一つ表情がちがう苗を見ながら、それにあわせていろんな加減ができるのが人間のすごいところ。”苗半作”といいますが、機会的な作業には均一の苗をつくることが大切ですが、人の手がメインの作業には、大きな苗も、小さな苗も、どんな苗もそれなりに育ってたくさんの実をならしてくれますよ。
※苗半作…とくに、米作りで云われる言葉。しっかりしたいい苗を作れば、あとは豊作!たねまきから収穫まで、6ヶ月かかる米つくりも最初の苗作りの1ヶ月がとても重要なのです。転じて「準備さえしっかり行っておけば本番はスムーズに成る」
汗ばむような初夏の5月11日、アースデイin京都(岡崎公園)に出店してきました。いつも野菜セットを購入いただいている方にも、お会いできたり、楽しい1日でした。同じ京丹後市からもクラフトビールの丹後王国の出店もあり、もう一つ、海岸に流れつくプラスチックゴミを回収して、アートにする活動をしているチームの出店もありました。京丹後市には、山陰海岸ジオパークの一部でもある美しく、有名なビーチがたくさんあります。冬から春にかけては、その美しいビーチに北風にのって、たくさんのゴミが打ち上げられてしまっているのです。きれいなビーチのためには、ゴミ回収が大切。でも、大変な作業なのです。
そこで、ゴミ回収をツアーの目玉にしたり、アートにしたり、楽しい環境つくりに力を注いているチームです。アースデイin京都のステージに海亀の絵がかかげられていました。その海亀は京丹後の海岸に流れ着いたゴミでつくられたアート作品!!なのです。