スタッフコラム 脊尾

皆さん、こんにちは インターン生の脊尾です。
京丹後に来てから、3ヶ月が経ちインターン期間も今週で終了です。この3ヶ月間に思いを巡らせ、京丹後の豊かな自然と温かい人々に後ろ髪を引かれながらも、今日はインターン期間で自分が感じたことを伝えたく筆を取りました。

”自分たちも野菜を見ているけど、野菜も自分たちのことを見ている。”

これは私の中で印象に残っている梅本さんの言葉の一つです。
私たちが野菜の収穫や成長を見て、喜びや嬉しさを感じるのと同様に野菜だって密接に関わっている私たちの気持ちや態度を感じているということです。お互いに生き物だから、当然、心のどこかで繋がっている、とこの3ヶ月間、野菜と向き合いながら実感しました。

近年、持続可能な地球環境や食の安全・健康の観点から有機農業やオーガニック食品を選ぶ人が増えてきているように感じます。しかし、消費者視点として農業を使っていないこと、化学肥料を使っていないことを基準に野菜を選ぶことだけがオーガニックではない、とこの3ヶ月で思うようになりました。人間も野菜もお互いに影響しあっている。そのため、「どんな人」が「どんな環境」で「どんな想い」を持って野菜、食べ物を作っているかという基準で野菜を選ぶことも広い意味ではオーガニックで、そういう社会になればmもっと食は、農業は、面白く豊かになるに違いない!!と感じています。

私は、次のステップでは記者になります。面白い取り組みをしている農家さんを取材して、社会に伝えることで食や農業を盛り上げたいです。そしてそれが私に貴重な経験をさせてくれた農業に対する自分なりの恩返しになれば、と思っています。
ありがとうございました。 脊尾直哉