スタッフコラム「おいしい生活」
お豆さんからのメッセージ 古川歩
畑の作業をしているとホトトギスの声が聞こえるようになりました。だんだんと夏を感じられるようになってきましたね。
さて、美味しい豆の季節がやってきました!私は朝の収穫でよく豆を担当することが多いです。(収穫の時にその場で食べるのが大好きです)
私は絹さやを収穫している時に気づいたのです。この豆は一粒一粒がイノチなのだと!梅本さんはよく「野菜をイノチだと思って…」と私たちに話してくれます。今までは「うんうん」と聞いていただけだったのですが、絹さやを収穫している時にいきなりストンっと自分の中に入ってくる感覚があったのです。
植物たちは私たちのために実をつけたり大きくなっているのではないのです。自分たちの子孫を残すためなのです。生きていくためなんだと気づいた途端にそこにある絹さやに愛と感謝が芽生えました。
私たちはそのたくさんのイノチを毎日いただいているのです。全ては循環しているということに気づいた時、なんて美しいのだろうと思いました。
その時期から「イノチ」や「子供」という言葉が私の周りにたくさん現れてきました。(友達の出産報告、子供を抱っこする、姉からの妊娠報告、映画や本…)そして、私なりの方法で循環させるために(次世代に繋げていくために)ここに来たのではないかと思ったのです。そう、絹さやに私がここ(地球)にきた意味(使命)を思い出させてもらったのです!!
大袈裟だと思うかもしれませんが、毎日の生活の中で気になった言葉や見たものがあなたへのメッセージだったりするかもしれませんよ。私は日々自然からのメッセージを受け取り、これから少しずつ面白いことができたらいいなと考えています。
最後に私が最近見て考えさせられた映画と今読んでいる本を紹介します。 まずは「SEED 〜生命の糧〜」という映画です。農業を始めて私はこれからどう進んでいこうか、どうしていきたいのか…まだちゃんと答えはでていませんが考えさせられました。
そして「ニンジンの奇跡」という本です。これは梅本さんに貸していただきました。赤峰さんの自然の中から受け取った気づきが書かれていて面白い一冊です。 気になった方は是非調べてみてください!