週刊ミニてんとうむし畑たより5/30~6/5

6月5日は芒種。

ビニルで保温したりする技術のなかった昔は、この頃に稲の種やキビや粟の種をまいたそうです。麦の収穫をするのも、この頃。麦跡に水を入れて田植えをする、二毛作が当たり前でしたが、今では、見られなくなりました。

1ヶ月ほど前には、黄色の花盛りだったからし菜の花(菜の花)が種を実らせ、倒れてきています。この種は、そのまま畑にまき散らして来春の収穫に向けるのです。刈り取って、脱穀し、その種をすりつぶしたら、粒マスタード。

畑では、モロヘイヤや空芯菜、ツルムラサキ等の夏の葉物の植え付けがすすんでいます。例年なら、晴れが続くこの頃なので、植え付けたばかりで、まだ根の張ってない、なすやピーマンの水やりに忙しいですが、今年はその心配もありません。

サツマイモの苗の植え付けも、順調に進んでいます。雨のおかげで、サツマイモ苗の活着も良く、いい芋が期待できそうです。サツマイモは、苗の節から芋になる根と養分を吸収うするだけの根が出てきます。

芋になる根をつくりだすホルモンは苗の葉でつくりだされるそうなのです。良い天気続きだと、植え付けた苗の葉は、しおれてしまうのですが、今年は活着良く、植え付け葉も活き活きしています。

ということで、「芋の根になりなさいホルモン」がたくさんつくられていることでしょう!!

梅雨入りが早いおかげで、予定が狂ってしまった畑作業もありますが、こんないいこともあります。そうそう我が家の食卓にアゴ(とびうお)があがりました。丹後の初夏の魚です。アゴ刺し身が出回ると、畑仕事も半袖シャツ1枚になります。