旬の野菜シリーズ「かぶら」

関西では「かぶら」、他では「かぶ」と呼ぶらしい。

漢字で書くと「蕪」。何が無いのでしょうね。
月刊11月号のお便りに書きましたが、大根と違って茎(正式には胚軸)に養分を蓄えた部分を食べます。
流通が不便だった昔は日本各地で、保存食としてかぶらの漬物が重宝されました。地域ごとに種とりを行っていたため、日本各地で様々な品種があり、そのバラエティーの豊富さではトップを競うほどです。

てんとうむしばたけでは、赤色の万木かぶ(ゆるぎかぶ・滋賀県)、紫色の温海かぶ(あつみかぶ・山形県)、白長い長かぶ(奥多摩)と交配種のあやめ雪かぶを育てています。

柔らかい肉質が、シチューやスープ、グラタンなどにとってもよく合います。サラダにもいい、もちろん漬物。焼きかぶらも絶品です。アフガニスタン~南ヨーロッパあたりが原産地のかぶら、日本には弥生時代にはすでに食べられていたそうです。
稲作といっしょに伝わってきたのかな?

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