週刊てんとうむし畑便り11/10~11/16(437号)
立冬(11月7日)を過ぎて、ようやく秋の深まりを感じられるようになったなあ~って思っていたら、北海道江別市で暮らす大学生の次男から雪景色の写真がLINEで送られてきました。山の紅葉と同時に積雪だそうで、秋があっという間に終わったそうです。
京丹後でもようやく山の頂あたりが色付いてきており、一番に紅葉するサクラも赤い色になってきました。
やっと秋本番、畑でも秋やさいの収穫本番です。9月下旬より始まったさつまいも掘りもあと少し。
猛暑のおかげで、熱帯出身のさつま芋は豊作!収穫用のコンテナが足らなくて11月にまでずれ込んでいるのです。(例年10月のうちに全て掘り終えます)
暑いのが苦手なにんじん、大根、キャベツはちょっと大変。昨年8月の猛暑を反省して、様々な対策をしてのですが、今年は秋の9月10月にまで猛暑になってしました。おかげで、早生のキャベツは育たず晩生までも収穫なし…。早生のにんじん、大根はなんとか育ったので収穫が始まったものの、形が悪かったり、肌が荒れていたり…。急な成長で中が追いつかず空洞ができたり…。
でも、食べてみると美味しい!!味はちゃんと育っているので安心です。
来年もきっと猛暑…ひょっとすると更に厳しいかも…。来年はより対策を練らねば!!
丹後の秋の味覚の一つとして、「くもじ」のことを少し前のおたよりに書きました。大根の間引き菜を刻んで塩でもんで一夜漬けにして、新米ごはんにのせて食べる。この時期の楽しみ「くもじ」です。
先週、徳島県に住んでおられる方から、この野菜セットのお便りを読んでいただいて返信をいただきました。徳島県の板野郡では同じように大根の間引き菜を塩もみ一夜漬けしたのを「おくもじ」というそうです。
他の地域でこの呼び名を聞いたことがないのですが、遠く離れた徳島県板野郡と、丹後が「くもじ」で繋がっていることに驚きと、うれしさでお手紙読んでにっこりとなりました。ありがとうございました。
「方言は、その時の京都の言葉が同心円に広がってゆく」と聞いたことあります。その昔、京都でも「くもじ」食文化の言葉があり、そこから同心円に広がっていったのかもしれませんね。おもしろいですね。