週刊ミニてんとうむし畑たより
畑のまわりの山の緑もすっかり濃くなってきました。シイやカシの木などの常緑樹が新芽を出して、山が黄色く輝いてみえます。落葉樹は秋に葉を落としますが、この常緑樹は黄色く輝いた新芽のあとに古い葉を落とすのです。楽しい落葉あつめも、年に2回行けるということなのです。だけど、これからの山はムカデやヘビ(マムシはこわい)・ブト・蚊などのやっかいな生き物が多いので、ちょっと遠慮しときます。
この1週間は、生き物たちの動きが激しい週でした。サルが畑におりてきて、えんどうや玉ねぎを食い荒らしたのです。こういう時はおどしたり、追い払ってはダメ。役場に連絡して、有害獣処理班に捕まえてもらうのです。ところが、連絡してから、処理班が来るまでに20分ほどもかかり、その間に猿は悠々とエンドウを食べているのです。結局サルは山へ帰ってしまい捕まえることはなく、無惨なエンドウの皮が残っただけでした。畑のまわりの罠にも、次々と鹿がかかり、狩猟隊長の大ちゃんは、1週間で4頭も捕まえたとのこと。おかげで、冷蔵庫には、鹿肉でいっぱいに。
そしていつも放し飼いで元気に虫たちをつついて食べていたニワトリ2羽が朝早くに何者かに襲われてしまいました。
獣たちの被害で、心落ち込む日でしたが、新しい命の誕生の喜びがすぐやってきました。4月の末より、あたためていた、ニワトリの卵が5月16日に2羽うまれたのです。そして翌日17日には、9羽。18日に1羽。合計12羽のひよこちゃんが生まれたのです。太陽が昇ってから沈むまでピヨピヨ泣きながら元気に動き回っています。柴犬のハナもじーっと見ています。もふもふの黄色い綿羽根をさわるととってもやわらか。ぬいぐるみそのものです。ご近所の方、見にきてね。かわいいよ。
そして、3月に南国から帰ってきたツバメの夫婦。古い巣を補修して、卵をあたためていました。二日程前にかよわい声でピーピー鳴いているのに気づきました。まだ巣の中で見えないのですが、ツバメの赤ちゃんもうまれたようです。