週刊ミニてんとうむし畑たより1/16〜1/22

一年で最も寒い、寒の入りをむかえております。例年に比べて、雪の量がかなり少ないものの、日中の気温が2〜3℃と厳しい日がつづいています。晴れた日には、まっ白な畑と青空、そして金剛童子山の優しい山並がとても美しく心をなごませてくれます。

この時期は、畑仕事は収穫・出荷が主となり、たまねぎや野菜のお世話はあまりありません。暮に収穫した大豆の脱穀・選別がそろそろ終わりそう。この大豆は2月に入ると行う、味噌仕込み。夏に行う醤油仕込みの原料となります。また、春からの野菜のたねまきの種の注文もこの時期です。自家採取は十数種なので、多くは、タネ屋さんへ注文です。固定種優先で、美しさ、耐病性、つくりやすさなども考慮して選ぶのも楽しいひととき。タネの購入先は、自然農法センター、野口種苗、たねの森、ナチュラルハーベスト、タキイ、まるたねなどです。雄性不稔のタネは使いません。

寒い時には、甘いものも楽しみの一つです。お正月の鏡餅、直径300mほどの大きなものを力を入れて、包丁で切る、鏡割りを行い、ぜんざいにして食べました。昨年は小豆が収穫皆無だったので、残念ながら、全て自家製ではありませんが、美味しく頂きました。

私がまだ小学生の頃の思い出に、祖母がかきもちを作ってくれたのを憶えています。餅を薄く切って、寒さにあてて、カチカチになるまで乾燥させます。それを油で揚げるとプワーと大きくふくらむのです。エビのすり身が入っていたり、豆が入っていたり、とても美味しく、またふくらむのを見ているのが楽しく、冬の楽しみの一つでした。今から思えば、とても手間のかかるおやつでした。おばあちゃんの”かきもち”再び作ってみたいなと思いました。