週刊ミニてんとうむし畑たより3/10~3/16
寒暖の差が大きな日が、続いていますね。花粉が飛び舞う時期でもあり、まわりにもカゼなのか、花粉症なのか、体調すぐれない人がいる様です。みなさん大丈夫ですか?
農家の特権で、野菜だけは(おそらく)人の倍以上食べているので、私たちみんな元気にすごしています。
ニュースで早咲きの河津桜が見事に咲いたとの映像を見ました。うちの庭にも河津桜がいるのですが、蕾が少しふくらんできた様子。日本って地域によって、ずいぶん気候が違うのだなって、春は良く感じますね。
(先週、長野県にスキーに行ってきました。3月だというのに、一晩で50cmも雪が積もったのです。車は完全に雪だるま!この雪も地域差のあらわれですね)
今年は旧暦によると「春がゆっくり」ということで、夏やさいの種まきもゆっくり。3/10が新月(旧暦の二月一日)になるので、満月にむかう、今週に種まき予定です。ナス、トマト、ピーマン、万願寺のたねをぬれたティッシュにくるんで、ビニール袋に入れて2日間、それぞれの担当スタッフがお腹であたためます。毎年のいつものやり方なので、普通だと思っています。この話をすると「あ、うちもやっているよ」という方も時々いますが、ほとんどの方は、驚かれたり、感心されたり。大正二年発刊の「農業技術」という教科書がうちにあるのですが、そこにも載っている発芽技術なのです。保温が大変だった時代はあたりまえのやり方だったのでしょうね。私は祖父から教えてもらったのですが。
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旬の野菜「花菜」
この時期、アブラナ科の野菜は、花菜をつけて子孫を残そうとがんばっています。その花菜のこと。
子孫を作るための器官なので、ミネラルや酵素、ビタミンなど栄養がたっぷりあるのです。野菜からしたら子孫を残すためのものを食べられてしまうのですから、たまったもんじゃあありませんね!こまつな、ミズナ、かぶら、カラシ菜、キャベツ、ハクサイそれぞれ花菜の味もちがうのです。炒め物が私は大好き。おひたし、漬物、パスタの具も春らしくっていいですね。ほろ苦さ、少しピリ辛、これが春の味です。
花菜のはな。