週刊ミニてんとうむし畑便り(10/19~10/25ミニ第479号)
秋まつりもおわり、だんだんと夕暮れの時刻も早くなり、あの苦しい程の暑さの夏がうその様なすごしやすい季節となりました。
例年なら、秋のすがすがしい青空がつづく頃なのですが、今年はどういうことか、9月上旬からいままで、雨や曇り空ばかり。今日(10/18)も、しっかりと雨つづきなのです。
雨がないと野菜が育たないけれど、太陽がないと野菜がひ弱に育ち、ちょっとしたことで病気になったり虫に喰われたりしてしまいます。7・8月は雨乞いの毎日でしたが、9・10月はてるてる坊主にすがる毎日です…。
10月は、地元の小中学校の職場体験や、自然環境の学習に児童・生徒たちが次々と農場に訪れてきました。その中で特に印象に残ったのは、弥栄中1年生の環境と農業を調べているグループのインタビュー。
有機農業と、CO2吸収のインタビューのあとに、「農業以外でCO2削減のとりくみありますか? 私たちに出来ることありますか?」という質問がありました。
それに対して答えたのが、「日本の食料自給率は何%か知っている? そう、38%しかない。6割もの食料は海外から、船や飛行機、そして国内ではたくさんのトラックがCO2を出しながら、みんなのところへ運ばれている。みんながもっと日本で育てられた食料、地元の食べものを選ぶことが、実は大きなCO2削減につながる。みんなの学校給食、京丹後市の学校の給食は、ほとんどが京丹後産の食材っていうこと、知ってるよね。このことは、他の地域と比べてすごくすすんでいる。つまり、京丹後市の学校給食は、他の地域より、CO2削減が高いということ。その事を誇りに思って、毎日三度の食事を地元のものを選んでほしい。そうすれば、CO2削減だけでなく、京丹後市の農業がもっとさかんになり、若い人が農業やりたい気持ちになる。」
そして帰る時に、「有機農業ってすごいと思った」「地元のものもっと食べること大切と思った」と話をしてくれました。