週刊ミニてんとうむし畑便り(6/1~6/7ミニ第459号)
早くも、もう6月。梅雨がもうすぐそこまで来ています。
ちょっとうっとしい季節ですが、一雨ごとに野菜だけではなく、草や森の木々も成長してくのが分かります。
この「雨が降るおかげで緑が豊かなんだなあ」と当たり前のことを、改めて感じる季節でもあります。
アメリカ西海岸で長らく暮らしていた友人が日本に帰ってきて一番に感じたのが「緑の濃さ」と言っていました。
その雨を受けて、夏野菜たちも成長スピードがどんどん速くなってゆきます。と同時に冬を超えて収穫期を迎えた玉ねぎ、にんんにく、えんどう、そら豆、キャベツたち…。更に春種まきの大根も収穫ピークを迎え、収穫コンテナが山積みになってゆきます。
~~旬のやさいシリーズ えんどう~~
さやごと食べれるスナップえんどうと、絹さやえんどう。
そして、さやから豆を取り出して食べる実えんどう。この大きく3つの種類があります。
秋に種をまいて、冬を越さないとたくさんの花が咲かないのです。暑さが苦手なので旬が5~6月上旬と短い。
加温栽培や輸入によって、野菜の旬が失われがちの昨今ですが、えんどうたちは、その特性により、今しか食べれない野菜なのですよ。
漢字で書くと「豌豆」。
西アジアのウズベキスタン辺りが原産地で、古来、中国では、その辺りを「大宛国」と呼んでいました。
その宛ての国からやってきた豆なので、豌豆(えんどう)と名前がついたとか。
つるを出して、何かに絡まって上へ伸びて成長してゆきます。
そのため、きゅうりの様にネットや笹で棚仕立てにする必要があるのです。スナップえんどうのことを「スナックえんどう」と呼ぶこともありますが、形が曲がっていてスナップなのでスナップえんどう!
お菓子の様に甘くておいしいから「スナックえんどう」と呼んでも間違いではないですね!
