週刊ミニてんとうむし畑便り(6/29~7/5ミニ第463号)

なんと、なんと、驚きの梅雨明け!!ですよ!
じめじめ湿気がないのは暮らしには良いかもしれません。
だけど、畑にとっては、やっぱり梅雨の雨は大切。山の保水も早く減ってしまうけど、7月のたっぷりの雨が畑の土の深いところまでしみ込んでくれないと困るのです。

例年なら、8月の太陽がジリジリと照りつけて、畑の土もカラカラに乾くのですが、土の深いところにしみ込んだ水分が、ゆっくりと上昇して、野菜の根っこがそれを吸って暑さを耐えるのです。

今年のこの異例の早い梅雨明けが本当なら、まだ土の深いところまで雨の水がしみ込んでいません。
8月のカンカン照りの暑さを、どう乗り切るのか、今からしっかりと対策を組んでおかねばなりません。

そんな心配をよそに、たくさんの太陽を浴びて、夏野菜たちは元気モリモリ。
なす、トマト、きゅうり、万願寺といった実をたくさんつける野菜たち、急成長しています。特にきゅうりは収穫を待ってくれません。一日待てば、すぐに巨大化してしまうのです。

だから、野菜セットにきゅうりがいっぱい入ることもあります。いろんな料理でたくさん食べてね。
巨大化して出荷できないきゅうりは、塩漬けして酒粕につけて、半年後、奈良漬けとして楽しみます。
(以前は漬物製造販売は届けだけでしたが、昨年6月より許可制となり、トイレ、流し等の設備が義務つけられたため、今のところ、漬物の販売はしておりません)

そして、梅の実の豊作に続いて、スモモが大豊作。
25年程前に植えたスモモの木がはじめて実ったのです。今まで、花を楽しむだけだったので、せん定もしておらず、10m近い高木になっていたため、とっても高いところにびっしりと実がなっています。
完熟して落ちてきた実を食べると、うおっ!甘い。そして、後口がほどよい酸味でさっぱり。
高木なので、鳥との競争です。

夏野菜といったら天ぷら。研修に来られた和久傳の新人料理人が、昼食に天ぷらを揚げてくれました。なすと、丸ごと玉ねぎ、そしてベビーコーン!実だけでなく、ひげも全て揚げてあります。このひげの部分、驚きの美味しさなのです。さすがプロの揚げ方はちがう!

ポッドキャスト「こたえは 土のなか」ラジオはじめました。

次回は7月7日の小暑の日です。

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