週刊ミニてんとうむし畑便り(9/21~9/27ミニ第475号)

昨日も雨、毎日といっていいほどうんざりの雨も、ようやく週間予報で晴マークがつづくようになりました。
8月には、あれほどうんざりの太陽だったのが、今では恋しい。人間は、つくづくわがままな生き物だと思ってしまいます。

さて今年も、美味しい菜味噌が出来上がりました。「菜味噌? 何それ?」の方がほとんどですよね。丹後弁では「しゃーみそ」と発音する郷土食です。8月の醤油仕込みが終わった後のむしろや麹紙を、片付けずにそのまま、緑の粉(醤味麹菌)をつかって、大麦・もち米・大豆で醗酵させます。醗酵が終わると、そこへみりんと醤油を加えて約1ケ月熟成させて完成。簡単にいうと、塩をつかわない味噌のようなもの。我家では、ご飯のお供にしたり、野菜炒めの味付けにつかったりします。季節の野菜を刻んで生で混ぜておかずにもなります。そして美味しいのです。この菜味噌は、同じ分量、同じ手順でつくっても、なぜか各家庭で味がちがってくる。菜味噌づくりは妻の手仕事ですが、私は妻のつくった菜味噌が一番おいしい!!

そして畑では、夏野菜たちは急にしょんぼり。夏の間は草むらだった(緑肥)ところが次々とキャベツ・大根などの畑になってゆきます。雨が多いので、順調にとは行きませんが、猛暑でダメになってしまった秋のにんじん(10月下旬~11月のにんじんは、8月上旬にタネをまきます。にんじんの種は暑さに弱く、35℃で発芽不良、40℃で死んでしまうのです。猛暑で8月上旬~中旬のにんじんはタネまきしたものの発芽しない…⤵)の分をカバーするためにも、次々と色々の冬野菜のタネをまいてゆきたいです。