週刊ミニてんとうむし畑たより5/7~5/13

5月6日は二十四節気の立夏。早いところでは、京丹後市内でも田植えが始まっています。田んぼに水が張られると、カエルたちは、大合唱(余談ですが「カエルが歌う」という表現は日本人独特だそうですね。西洋の人たちには、雑音にしか聞こえないと教わったことがあります。英語ではribbit ribbitと鳴くそうなので、西洋の人たちも雑音でなく、歌うように聞こえていると思うのですが…)で1日を過ごしはじめます。

そして、なぜだか、このあたりでは、海にいる筈のカモメがやってきて田んぼのタニシや、小魚を食べている様です。日本海まで距離にして10kmもないので、飛んできても不思議ではないのですが、この田んぼの代かきシーズン(5月)以外は全く見かけません。田植えがおわると、また海へと帰っていくのです。

そして3月にいつもの様に、南の国から帰ってきたツバメの夫婦が古巣を少し修繕して、卵をあたためはじめました。

卵というと、だんだんと高齢やイタチにおそわれて、とうとう2羽だけになってしまったニワトリ…。寂しいので、いつもの様に養鶏場にニワトリを分けてくださいと頼んだら、全国的にニワトリ不足で分けてもらえそうにないとのことでした。

そこで、有精卵を販売している養鶏の方から、有精卵を分けてもらい孵卵器を購入して、ただいま、ニワトリの卵をあたため中です。

約3週間でひなが産まれるそう。ツバメの赤ちゃんとどっちが先かな?楽しみです。

さて、育苗ハウスの中でしっかり育てている夏野菜たち。トマト、きゅうりは袖に畑に定植終わりましたが、あと、かぼちゃ、ナス、万願寺、ピーマン…4月中は雨が多く畑の準備が進みませんでしたが、ようやく晴れつづきで定植作業も進みそうです。

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旬の野菜 大根葉

冬が旬の大根ですが、南北に長い日本では、大根の旬がこの時期、南から北へ移動します。桜前線北上の様に。丹後では、5月下旬〜6月が春蒔大根の旬。そしてそのまびきが大根菜。

成長のスピードがとても盛んなまびきの頃は、酵素を大量に生成しています。そして根から葉先まで全部食べきれるので、「一物全体食」のマクロビの考えにもあっています。慣行栽培では、農薬残留期間になるため、スーパーでは売られていません。オーガニックならではの、そして栄養たっぷり、全部食べれる大根葉!!今が旬です。