週刊ミニてんとうむし畑たより6/18~6/24
6月21日は夏至。朝4時半には、もう明るくなり、早起きのヒヨコたちは、ピィピィと元気に走り回っています。夕方も7時を回ってもまだ明るい。この夏至の日を境にだんだんと昼の時間が短くなってゆきます。私たちの暮らしには、それほど影響ありませんが、野菜や花の一部にとっては大きな転換日なのです。短日性植物といって、この昼が短くなってゆく、夏至を境に発芽をつける植物があるのです。
朝顔や、キク、コスモス…。野菜だと大豆、かぼちゃ、レタス、イネなど…。でも野菜は、品種改良が進んでいつでも花を咲かせて実が成る品種が増えてきたので、あまりピンときません。
キクの花は秋のお彼岸や、秋に花を楽しめる様、電照栽培といって、人工的に昼を長うkする工夫なんかは、今でもキクの花の産地では、行われています。
その短日性植物の反対が長日性植物。ニンジンや、ほうれん草、麦などです。夏至の日を境に花をつけなくなるので、ニンジンやパクチー、ホウレンソウなどの実を食べない野菜は夏至より後にたねをまきます。
パウkチーは来週から、にんじんは、7月後半から、ほうれんそうは、9月に入ってからのたねまきです。(日本は暑いので、少しおそくなるのです。)
そして、6月17日、18日は、地元の黒部醤油組合の醤油しぼりがありました。人の背丈より、大きな杉樽で、丸2年間、醗酵させたしょうゆもろみを昔ながらの槽(ふね)しぼりで、醤油粕と、醤油に分けるのです。しぼった醤油は、仕込み量によって組合員ごとに配分されます。我が家の分前は約25升。さっそく刺身で新醤油を味わいました。やっぱり、今年もうまい!!
通常は、保存性を高めるために、火入れという工程を行うのですが、我が家では、生しょうゆ(きじょうゆ)のまま、冷蔵保存します。
ちなみに、丸2年たったものを、3年仕込みと言うそうです。これは、昔の人の年齢の数え方の、数え年と同じだそうです。仕込んだ年が一年で、正月を迎える毎に、年がふえるので、3年仕込みです。高齢化で一時は組合員数も減りましたが、ここ数年は若いメンバーが組合に入ってくれて、31と倍に増えました。いつまでも、つづけてゆきたいものです。