週刊ミニてんとうむし畑たより4/18~4/24
4月20日は、穀雨(二十四節季の1つ、麦や菜種など作物にとって恵みの雨がふるころ)。
この週末の雨で新緑が更に鮮やかになり、畑の野菜たちも、葉をのびのびとさせ成長が進んでいます。
3月中旬に植え付けたジャガイモの種芋の新芽が土を割ってひょっこり出てきました。ところが先週末に霜が降りて、せっかく顔を出したジャガイモの新芽が茶色に枯れてしまいました。それでも、その後のあたたかい雨で、次々と新芽が顔を出して元気さをアピールしています。
日に日に伸びるので、あと一週間後には、芽かき(1つの種芋から、4~5本の芽が出てきます。そのままにすると、たくさんのジャガイモが出来るのですが、小ぶりの大きさになってしまいます。そこで、立派な2本を残してかきとってしまいます)そして、1回目の土寄せ作業を行います。
南の九州や和歌山では、すでに新じゃがが出回っていますが、丹後では、あと2ヶ月。狭い日本でも2ヶ月の季節の差があるのですね。サクラ前線も、九州から北海道まで2~3ヶ月かかるといいますからね。
その暖かい九州では、ジャガイモのことを別名「三度芋」というそうです。1年のうち、三度収穫できるから。丹後では、二度とれるので「二度芋」です。
ちなみに、昔々その昔、南蛮貿易が盛んな頃、ジャカルタから船で初めてやってきたそうです。ジャカルタ芋がなまって、ジャガイモになったそうな。本名は「バレイショ」。馬鈴薯と書きます。馬の首に付ける鈴にその形が似ているから。