週刊ミニてんとうむし畑便り(4/27~5/3ミニ454号)
4月も終わり。山ツツジが散り、山藤が咲くとゴールデンウィークを迎える。今年も、花こよみ通りに次々と、私たちの目を楽しませてくれます。
早くも田植えを始めた田んぼも多く見られます。ここ数年、猛暑のため、米の品質が下がるのを防ぐため、遅めの田植えが主流になっています。ところが、今年は米不足を受けて、早めに米を出荷しようという流れの様です。
私の大好物の食べ物の一つが、豆腐です。ほぼ毎日食べているのですよ。
その大好きな豆腐、湯豆腐から冷奴に変わるのも、ちょうどこの時期、新緑まぶしく外出にサングラスが必要になるとき。
「目に青葉 山ホトトギス 初冷奴」!なんてね。
もう、ずいぶん前ですが、私の住んでいる黒部には手作りの小さな豆腐屋さんがありました。
『パーフー!パフ!』とラッパを鳴らして週に2日、配達に来てくれるのです。こちらが留守していても、ボウルとお金を用意しておけば勝手口にちゃんと配達してくれています。高齢のために廃業されたのが、15年ほど前のこと。
出来立ての豆腐が食べられなくなって残念でした。が、地域おこし協力隊として京都市内より移住してきた、しほちゃんが、その豆腐屋さんを復活してくれたのです。
しかも、京丹後の海のにがりと国産有機大豆。水も井戸水。いたって当たり前の製法。気温や湿度、にがりの濃度などに出来具合が左右されるので、日々試行錯誤だそうですが、野菜といっしょで、豆腐も生き物。
日々の豆腐の出来の違いが楽しみでもあります。黒部の住民が喜んでくれるのはもちろんのこと、京丹後市内の飲食店でも料理に使ってくれています。
そして、その豆腐つくりの際のおからは、食べきれない分は全て頂いて、ニワトリのエサや、畑の肥料にも大活躍なのです。
ここ、黒部はお豆腐屋さんあり、恐らく日本唯一の醤油製造組合があり、いいところですよ。
さあ、今夜はどんな豆腐料理しようかな!
