週刊ミニてんとうむし畑便り(8/3~8/9ミニ468号)
梅雨が明けて一ヶ月以上、今年はなんて真夏が長いのでしょう。
7月は雨が降ったのがたった一日。しかも、お湿り程度の雨でした。
小さな川は既に水がなく、大きな竹野川も川底が一部乾きだして、細い川になっています。
水田は水が来ないのでしょう。枯れだしたところもあるようです。
うちの倉庫に眠っていたエンジン揚水ポンプも水田の農家に貸し出して活躍中です。
畑の野菜たちも高温過ぎて障害が出てきました。
庭をいつも元気に走り回っている柴犬のハナもぐったり。作業場の床のコンクリート(少しひんやりするのでしょうね)にお腹をぺたりとつけてくたばっています。
庭の植木も枯れが出てきたり、小学校のプールも水不足で中止になったり、いろんな所で渇水と猛暑の影響が出てきています。
伏流水って聞いたことありますか?
川の水は、実は見えている2~3倍以上の水が、伏流水として川の下、地下に流れているそうなのです。
考えてみたら、川底は砂や石ころなので、水は下にしみ込んでゆきますよね。
そして、浸み込んで溢れた分が、私たちが見えている川となって流れているそうなのです。
地下に浸み込んだ大量の水も、下の不透層に沿って地下をどんどん流れていってるそうなのです。
我が家の井戸水も、深い地下を流れている伏流水です。
これだけ、川の水が減ってしまっても地下にはまだまだたっぷりあるらしい。
そういえば、ブラタモリの番組で、川の無い宮古島には巨大な地下ダムが作られていて、農産物が安定して生産できるようになったそうです。
地下の水があるから森は枯れない!
(ちなみに、庭木は一度根を切って移植してるので枯れてしまうとのこと)おもしろいでしょ。
水が無いと大騒ぎしているけど、見えていないだけ。
これも「答えは土の中」です。
二十四節気ごとにラジオやってます。ポッドキャスト「こたえは土のなか」
次回は8月7日立秋です。聴いてね!
