スタッフコラム 伊藤
こんにちは!スタッフの伊藤律です。僕は読書が趣味なのですが、最近睡眠に関する本を読んでみました。なので、本を読んで得た知識を書いていきます。
突然ですが、皆さんは最近眠れていますか?夜ベッドに入ってから、やるべきだったことが頭をよぎる経験はないでしょうか?そんな時に使える「ブレインダンプ」というテクニックがあります。2018年にベイラー大学の研究で、被験者を1週間ラボに泊まるように指示し、その被験者たちを2つのグループに分けました。
1寝る5分前に、「明日やらなければならないこと」を紙に書きだす。
2寝る5分前に、「今日やったこと」を紙に書きだす。
その結果、1つ目のグループは2つ目のグループよりも眠りにつくまでの時間が平均して9分短くなりました。そして、9分というのは睡眠薬と同程度の効果があるそうです。
なぜ、明日やらなければならないことを紙に書きだすだけでここまでの効果があるのかというと、ちょっと気にかかることや未来にすべきことを外部に出すことで、「重荷を下ろした」ような感覚になり、リラックスできるからだと考えられています。そもそも、ブレインダンプとは、直訳すると「脳の投げ捨て」という意味なので、リラックスできるのは当然かもしれません。
次に、「別に布団に入ったらすぐに眠れる」という人にも有効なテクニックを紹介します。ずばり、換気です。少し意外かもしれませんが、ただ窓を開けるだけの換気でも、睡眠の質が向上するというデータが工科大学から出ています。この実験では、被験者を2つのグループに分けました。
1換気をしないグループ
2換気をしたグループ
2つ目のグループは、1つ目のグループよりも日中の集中力が高まり、論理的な思考力を問うテストでも、より高いスコアを出しました。換気をすることで、室内の二酸化炭素量が減ったことが原因です。
布団に入る5分前にできるちょっとしたことで、睡眠の質が上がると知って、驚きました。ぜひやってみてください!