スタッフコラム「僕の京丹後市生活」
日足しも少しずつ長くなり、近づく春の足音が感じられる今日この頃、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。外にいると17時になっても空は明るいので、時より時間を勘違いしてしまいます。
話は昨年の12月まで遡りますが、娘が早いモノで一歳を迎えました。
大人になると、1つ年齢を重ねることは、それほど大きくは感じませんが、赤ちゃんは1日1日が大きな成長であり、1年という歳月は計り知れない重みを感じます。そんな娘は誕生日に一升餅を背負いました。親になってから知ったのですが、一升餅は「一生」に掛けて食べ物に困らないようにという意味が込められているそうです。また一説によると、一升餅には天照大神が宿っているのだそう…お餅は独立をした老籾千央(Amu-Hum)さんにお願いをして、小分けにした紅白のお餅を作っていただきました。一升(約1.5kg)を僕たちは正直なところ甘く見ていました。贔屓目なしに、娘なら余裕で背負いながら立てるだろうと、その時までは…この日の為に買った、西○屋の和服と手作りの紅白はちまきで着飾り、鼻息を荒げる程の気合いの入った娘と「立つぞ〜歩いちゃうぞ〜」と意気揚々な僕と妻。お餅を風呂敷に包み、娘がそれを背負い準備完了。いざ、その時がきたぞ!!と思っていたら、座っている娘に突如異変が。なんとお餅の重さに負け、身体がどんどん後ろに倒れていくのです。おいおい大丈夫か!?と見守っていると、ついにコテンと倒れ、案の定大泣き。丹下段平がジ○ーに言った台詞がついつい口から出ます。「立て…立つんだ若菜(娘)‼︎」僕の気持ちは届かず、娘はKOしました。
リベンジしようと軽くして、挑戦しますが、前回の敗北が思い出されるのか、またまたKO。大泣きしている写真と動画しか撮れなく、一升餅を甘く見ていたことを反省しました。結果的に立てなくても、厄が落ちると意味合いがあるようなので、それもいいかな。
次は二歳の誕生日には、倍の3kgの何かを持ち上げてもらおうと虎視眈々と僕は思うのでした。(菅野まいける大貴)