週刊ミニてんとうむし畑たより2/12〜2/18
10年に1度という厳しい大寒波が過ぎさり、今度は平年より、ずいぶんあたたかな日がつづいています。今週の半ばには、また次の寒波が予報されており、寒暖差の大きな2月。とはいえ、1年で最も寒い時期であるのです。農作業も一年で最も少ない月でもある、2月は、我が家ではほぼ毎日、糀つくりと、味噌仕込みを行います。
薪でお湯を沸かし、蒸籠で米を蒸し種こうじを植えて、糀を育てます。醗酵がはじまると、自ら発熱して、約二日間で糀が出来上がるのですが、この発熱の温度を上手にコントロールしてあげると、ただの糀ではなく、とってもいい香りの糀が出来るのです。味噌つくりの中で、最も面白いところです。
毎年同じ場所でこの糀つくりを行っているので、年々、菌が住み着いてきているのでしょう。年々良い糀が出来上がる様になってきています。
(大学1年生の次男が受験勉強の毎日だった一年前。毎年、糀つくりを行う部屋にこもって1日勉強(?)していました。その年の糀つくりは始まっていなかったのですが、夕食のためにその部屋から出てきた次男から、糀の匂いがプンプン発散!麹菌はなんでもむしゃむしゃ食べて増える力を持っています。陸上部でかいた汗や垢を糀菌が食べて増殖してるのかもしれませんね。糀男ができました。)
できあがった糀と塩と蒸籠で蒸した大豆をミンチ状にして、よく混ぜ、味噌仕込んでゆきます。一年間、静かに熟成醗酵して、出来上がるのです。
普段の食生活の中にも、味噌以外にも、発酵食品がいっぱい!醤油、酢、梅干し、漬物、納豆…よく考えてみたら、酢とお酒以外はみんな自家製!醤油と梅干しは夏に仕込み、味噌、納豆は冬に仕込みます。漬物は年中、元気の出る醗酵生活いいですよ!
(普段、土を触っている為、指の皮が暑くなり、スマホの画面がなかなか思う様に作動してくれません。糀つくりを続けていると、指や手のひらがきれいにツヤツヤになって、スマホの動作もよくなってきてることにびっくり!)