週刊ミニてんとうむし畑たより5/22〜5/28

5月21日は24節気の小満でした。麦の穂が出て、ちょっとした喜びを感じる頃。小満の意味は、いろんな説がありますが、私はこの説が好きです。

秋に収穫したお米の半分を年貢として収めないといけなかった昔は、そろそろ米のたくわえも少なくなる頃。ようやく麦の収穫が近づき、ほっとしたんじゃあないかと思います。その頃は、保温技術も乏しかったので、田植えは今の6月でした。忙しくなる前のちょっとした喜びだったのだと想像しています。

畑では、夏やさいたちが早くも小さな一番果をつけだしました。なす、ピーマン、ズッキーニ。まだこれらの背丈小さく、実を大きく成らすと、くたばってしまうので、摘果してあげます。もったいないので、その場で食べてみると、まだ青くさく、そんなに美味しいものじゃあありません。それでも、なすやピーマン、ズッキーニの味の特徴がほのかにあるのですよね。そして厳しい冬を越した、えんどうまめや、そらまめのさやもずいぶん膨んできて、あと少しで収穫できそうです。

スーパーに行くと、年中夏やさい、冬やさいが並んでいる今日この頃、このえんどうまめ、そらまめはこの時季にしか並ばない、数少ない旬の野菜です。そして、畑のまわりを眺めると、山裾にタニウツギの白い花があちこちに咲いています。花のふちがほんのりピンク色に染ってとてもかわいらしい花。山の新緑がだんだんと深緑にかわってゆくころです。

先日、早朝に今年初のホトトギスのかん高い鳴き声を聞きました。「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」ちょうど、新玉ねぎの収穫の最中。玉ねぎをスライスして、カツオのたたきにたっぷりのせて、いっしょにいただく、とってもおいしいですよね。私たちの暮らす京丹後市は日本海に面しているので、太平洋でとれるかつおは新鮮そのもの、とはいきませんが、好きな料理です。

日本海で、この時期の旬の魚といえば、アゴ(トビウオ)です。まだ今シーズンは口にしていませんが、そろそろ、新鮮そのもののアゴが魚屋さんにたくさん並ぶ頃です。

ズッキーニの蕾

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【お知らせ】

6月5日(日)に2箇所のマルシェに出店します。一つは尼崎のナチュラルマルシェハレバレ。

もう一つは京丹後市網野町島津ふれあいセンターで開催のゆるりマルシェ。どちらも季節のおやさいと加工品を販売予定です。近くの方、ぜひあそびに来てね!