週刊ミニてんとうむし畑便り3/16~3/22(ミニ450号)

3月20日は、二十四節気の「春分」。

まだ外出には上着が必要だし、山の上の方にも雪がたくさん残っているし、春を感じるにはまだ少し早い様ですが、「春分」に春という字があるだけで、なんだか嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか。

いつもなら、二月中・下旬に咲きだす庭の梅の樹も、春分の日の前に1ヶ月遅れで咲きだしました。
その日は、天気よく日向ぼっこが気持ちいい日、気付くとうぐいすが鳴いていました。

おお!花札の世界だ!

 

妻が、「梅と桜の花はどう違うの?」そういえば、同じバラ科の樹。
でも、「梅切らぬバカ、桜切るバカ」とか云われるし、咲く時期も少し違いますね。


梅の花は、直接、枝から咲きますが、細い軸がそれ。梅の実を収穫した人なら気付くと思いますが、梅の実は枝に直接ついているのですよ。そういえば、桃の花も枝に直接咲きます。梅・桃・桜、どれも同じバラ科だけど、花の付き方を見てみると、梅と桃の方が桜より少し親戚関係が濃いのかな?

 

この親戚関係は野菜にもたくさんあります。
〇〇科というのが、それで、同じ特徴があったり、栽培、育て方も似たような感じになります。
ちょうど今頃に種まきなのが、夏野菜のナス科とウリ科。
ナス科はナス、トマト、ピーマン、じゃがいもなど。ウリ科は、かぼちゃ、きゅうり、ごーや、スイカなど。
ナス科、ウリ科は、どれも夏に美味しい実をたくさんならすけど、冬は苦手。

逆に冬に美味しい大根やかぶ、キャベツ、ハクサイはどれもアブラナ科。こちらは夏が苦手。
他にも、とうもろこしや稲、麦などの親戚がイネ科。
ごぼう、レタスなどはキク科。玉ねぎ、にんにく、ねぎなどはユリ科。
他にも、マメ科、ヒルガオ科。野菜を育ててまだ初心者の方には、この親戚グループを憶えておくと、育て方が似ているので、とっても役に立ちますよ。

ようやく、畑ではすっかり雪が解け、忙しくなります。
そして、山の雪がなくなれば、とっても大切な落ち葉集めが始まります。
山に入ると、いろんな発見がいっぱい!!こんな楽しい作業を私たちだけ独り占めはもったいない!!
たくさんの方にも体験して発見を共にしたい!というわけで、4月13日(日)にいっしょに山へ行きましょう!
詳細・申し込みは「体験」ページまで。