スタッフコラム「僕の京丹後生活」
本格的な寒さが身に染みる頃、みなさまは体調を崩しておりませんでしょうか。
早いもので、年が明けて1ヶ月が経ちました。「早い」という時間の経過に年を取るごとに敏感に感じるようになりました。
子どもが気づけば4才と2才になり、農業をはじめて5年が経ち、京丹後の土地に来て12年が経とうとしています。
振り返ってみると「早い!!」の一言につきます。
その時間の経過の中には、色々な変化があり、その中で自分の価値観であったり、人生の歩み方、周りとの関わり方などの人生観の変化、京丹後の土地としての変化(アパートが田んぼの埋め立て地にできるなど)がありました。
前節が長くなりましたが、今回は約5年ぶりに実家(東京)へ帰省した際のコラムを書きたいと思います。
都会程、1年の変化と目まぐるしく、早く感じる土地だと思います。昨年オープンしたテナントが翌年には異なるテナントになっているのは当たり前のような時間の速さですが、その中にあいて、小学生の頃からある「駄菓子屋」が変わらずに存在していたのです。
きっと僕が生まれる以前からある「駄菓子屋」なので34年以上は営業しています。書き出しにもありましたが、時間が経つに比例して、考え方や環境は変化するものだと思います。
その中で、物質的に「変わらないもの」を見ると、そこでの想い出や懐かしさを感じて、日々の時間の経過の忙しさや「変わらないもの」があるからこその初心を思い出させてくれると感じました。
12年の間に様々な出会いや畑でたくさんの出会いがありました。
そんな人たちが再び畑へ訪れた時に、初心を思い出させるような、良い意味で「変わらない場所」でありたいと強く思う、久しぶりの帰省でした。
菅野まいける大貴
