週刊ミニてんとうむし畑便り(11/16~11/22ミニ第483号)

11月も中旬となり、秋まっ盛りとなりましたね。
畑のまわりの山々も、黄色や赤色に色付いた木々で美しくみえます。まるで、冬の静寂になる前の、今季最後のお祭りさわぎって感じるのは、私だけかな?
裏庭まで、柿のオレンジとゆずの黄色で、さらにお祭り感を高めている気がします。

そうそう、先日、畑で玉ねぎの準備をしている時のこと。どうしても日陰をつくってしまう、畑のまわりの木を、トラクターでたおしていたところ、鮮かな赤紫の実を見つけました。つるで高木にからまって、まるでアケビの様。
スマフォで写真とって、調べてみると「ムベ」だと。そうそう、前にも聞いたことある山の実です。
アケビは食べ頃に熟するとぱっくり口をあけますが、ムベは口を閉じたまま。不老長寿の果物と聞いたことあります。
さっそくトラクターから降りて、このムベを手で割ってみると、中はアケビと同じ。食べてみると、アケビより、より甘く、そして皮も甘い!(アケビの皮は苦い)
タネを機関銃の様に口から飛ばして、さらに二つ目。三っつ食べて、あとは持ち帰り。
三つも食べたので、不老長寿まちがえなしでしょう。元気をもらって、玉ねぎ苗を植えるためのうね立てマルチ張り作業へと続きました。

玉ねぎは、いままでだと11月上旬より苗の植え付け作業を始めましたが、温暖化が続く中、種まきを一週間ちかく遅くしたのです。
というのも、今まで通りだと、秋があたたかすぎて大苗に育ち、トウ立ちすることがかなり多くなったため。それでも今秋はさらにあたたかく、種まきをおくらせたにもかかわらず、大苗になりがちなのです。

そして、温暖化といえば、今年は11月になっても、虫たちが冬眠に入らず元気いっぱい。悪さをする虫も元気だから、困りもの。
いつもなら、11月になるとすっかり姿を見せなくなるダイコンサルハムシやキスジノミハムシが、大根やかぶらに穴をあけたように食害をだしているのです。特に、キスジノミハムシの幼虫の被害は、30年近く大根作りしていて、初めての経験なのです。