週刊ミニてんとうむし畑たより4/10〜4/16
京丹後でも、桜が満開になりました。日中は汗ばむほどの陽気が続き、気持ちの良い天気が畑仕事を応援してくれています。
南方から帰って来たツバメ(スタッフがつば太郎と名前を付けてます)も作業場にある古い巣を補修していましたが、先日、彼女ができた様で、二羽仲良く飛び回っています。冬の間、あまり卵を産まなかったニワトリたちもこのところ良く産む様になりました。(卵は春の季語だそうです)池のメダカも元気に泳ぎ回り、春まっさかりですね。
今冬は山にたくさん雪が積もり、雪融けも遅かったので、おくれていた落葉あつめも3月下旬よりはじめました。
林道に入ると、里では満開のサクラもまだ咲き出したばかり。ほおけたフキノトウ(丹後弁で大きくなりすぎたフキノトウ)やショウジョウバカマ、イカリソウ、ワサビの白い花など、早春の状態。雪の下で、一冬過ごした落葉はすでに、いろんな菌がびっしりと付いていて、分解がはじまっています.
10mを超す様な高木は、たくさんあります。10mの高木は根っこは20m以上も土の中を、時には岩盤を割って、張っています。その根っこはたっぷりのミネラルを吸い上げて、葉っぱに送り、光合成を行い、やがて落葉します。
この落葉には、ミネラルやその他の養分がたっぷり。ついでに色々な菌もついているので、とってもいい!大自然のエネルギーをいただくと言ったとこでしょうか。集めてきた落葉はさっそくソラマメ、エンドウの株元にびっしりと敷き詰めてあげました。
まだまだ続く落葉あつめ。
トマトやピーマン、ナスなどの夏野菜の株元にも敷いてゆきます。
落葉集めに森に入るとクロモジという低木を見つけることができます。
この時期、新芽に淡い黄色の花がかわいく咲いています。和菓子のつまようじに使う等、とってもいい香りのする木です。このクロモジの木を切ってきて、細かく刻み、感想させてお茶にします。とても良い香りのお茶です。関節の痛みや腰痛、そして口や喉の殺菌作用もあるそうです。山からクロモジの木を採ってくると、うちのおばあちゃんがせっせと作ってくれます。