週刊ミニてんとうむし畑たより3/3~3/9

春は三寒四温。それにしても寒暖差が大きく、体が追いつかないくらいです。私は元気なのですが、カゼを引いた、花粉症かな、そんな声をよく聞きます。みなさんも、体調管理に十分気をつかってくださいね。

三月五日は啓蟄(けいちつ)。冬眠していた虫たちも春を感じて目が覚める頃。昨年、一昨年はこの日から春本番の暖かさとなり、虫たちも活動を始め、畑での野菜の世話も順調に進みました。今年はちょっとこよみ通りにはいかない様ですね。今日(3/2)も雪が1日降っており、これからの1週間も、気温の低い予報。啓蟄にあわせて計画していた畑の作業も、そう上手くはいかない様です。

2月の驚く様なあたたかさで、満開となった梅の花も、寒戻りのおかげで散ることなく、長く花を楽しませてくれています。

そして、土つくりの基本、落葉集めの作業が今年も始まりました。雪はすっかり消えた林道ですが、冷たい空気の中の作業、「春の発見は何かないかな?」。スタッフが「もう山桜が咲いている」と!

いつもはフキノトウにつづいて、きれいな谷水に咲くワサビの花、そのあとに山桜なのですが、この順番も今年はちょっと違う様子。これは、水温はまだ冬でも、空気だけが春の先獲りしたためなのでしょう。ということは、土もまだまだ冷たいということ。だから、虫たちが冬眠から覚めるのもちょっと先。これからの畑作業計画は、こんな観察から立ててゆきます。

私たちの暮らす、黒部は十月に秋祭りが行われます。その祭につかう、ぞうり、わらじ作りがこの時期に行われるのです。田んぼ仕事のひと段落の冬が昔からワラ細工の仕事の時期だったなごりかもしれません。

地域の伝統行事なので、私もこのぞうりわらじ作りを、習ってみたいなと思っています。